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CCAPのランプのお話

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自然素材と人の手が生み出す灯りの優しさが、かれこれ20年以上もsisamで愛されてきたランプシリーズ。


現地で育つ植物「アバカ」の繊維をつかって、フィリピン地方部の小さな工房で作られています。


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ころんと可愛い形と繊細な模様が魅力で、ランプを点灯していないときでも、素敵な存在感を放ってくれるんです。



\ アバカランプができるまで /


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アバカ(糸芭蕉)を紐状にしたものを使用します。
まずは竹の道具を使って、アバカを巻きやすいようにしていく作業から。


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風船の上に、アバカを巻き付けていきます。


形のバランスを均等に保ったり、微妙な力加減の調整が必要なため、高度な技術を要します。
この技術を習得するのには、かなりの練習が必要だそうです。


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出来上がると、接着剤につけて乾燥させ、最後に中の風船の空気を抜いて取り出すと完成!
風船は何度も再利用します。


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この工房を営むリーダーのJunさんは、こう話してくれました。

「よりたくさんの人を雇えるようになって、技術を持った人々を増やしていきたい。
そして彼らが自立して仕事ができるようになり、他の人に技術を教えて、よりたくさんの人々を助けるようになって欲しい。」



\ CCAPの今 /


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(2012年にCCAPを訪問した時の写真)


アバカランプの作り手とsisamの架け橋になっているのが、コミュニティークラフト(CCAP)というNGOグループの人々。
フィリピン各地の自然素材を使った手工芸品の生産を通して、貧困の改善を目指しています。


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フィリピンの各地に散らばる生産者グループは、それぞれの地域の素材を活かした素晴らしい手工芸の技術を持っているのですが、
その多くが現代のマーケットでの商売に不慣れで、なかなか自分たちの力だけでは生業を継続するのが難しい状況にあります。


生産者によっては、都市マニラからバスで片道10時間以上の山道を越えた場所に暮らす人々もいます。
スタッフはそんな遠隔地にも頻繁に足を運び、生産者と密にコミュニケーションを取りながら支援活動を行ってきました。


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(台風により水浸しになったCCAPの倉庫)


しかし、世界各地からのオーダーの減少や、2024年に台風による深刻な水害があったことで、CCAPは窮地に立たされています。


かつてたくさんのスタッフが働いていましたが、今では数名規模に。
今までの運営を継続していくことは難しく、形を変えながらもなんとか踏ん張っている現状です。


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それでも現地のものづくりが止まってしまったわけではありません。
sisamでは、ランプを始めとした手工芸品を、変わらず大切に販売していきます。


CCAPの活動の未来を、私たちはあきらめません。
現地で根をはった美しい手工芸の魅力、そしてそこで生きる人々のことをこれからも伝え続けていきます。


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