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26周年に、私たちの土台について考える

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こんにちは。オンラインストア店長のタニです。


4月25日に、sisamは26周年を迎えました。
この場所に訪れてくださる全ての方に、心より感謝申し上げます。


この機会に改めて、フェアトレードのものづくり、その土台にある"仕組み"について考えてみました。
皆さんがお気に入りの一着を選んでいただいた瞬間、この世界でどのような変化が生まれているのか、私なりに言葉にしてみたいと思います。


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例えば、代表的なアイテムでいうと、私たちはこの春、「CH OCデニムnamasteスッキリパンツ」を販売しています。


ミシンを担当しているのは、インドのスラム街で暮らす女性たち。
一本を縫い上げると7kgのお米を買えるほどの報酬になります。


それぞれ個人差はありますが、2日間で三本ほど仕立てられるそうです。
オーダーが入るほど経験や技術が積まれ、縫える量も増えていきます。


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男性優位の社会は、インドのスラム街のなかにも色濃く残っており、
貧困だけでなく、心身ともに痛みをともなう辛い経験をしている女性たちが、大半を占めているのが事実です。


何にも脅かされることなく、自分や家族が健やかな生活を続けていくこと。
子どもが教育を受けられるようにすること。


決して当たり前ではなかったその幸せを、自らの手で強く掴もうとしている彼女たちが、
私たちの大切なパートナーとなり、20年を超える道のりの中、共に服づくりに力を尽くしてきました。


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そして、私たちsisamと彼女たちの間には、現地で活動をするフェアトレードNGOの存在があります。


今、世界中のオーダーが少なくなっていることから、すべての女性たちの雇用を維持するための多くの課題に直面しています。
収入は減っていますが、メンバーの解雇はせずになんとか踏ん張っていると、NGOのスタッフが話してくれました。


フェアトレードNGOが架け橋となり、オーダーをする「枚数」に応じて、作り手に仕事と報酬がはいる仕組みなんです。
だからこそ、sisamのデニム一本を誰かのもとへ届けることの大切さや喜びを、私自身も日々感じながら仕事をしています。


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ものには必ず誰かの存在がくっついていて、私たちは日々その人生に少しずつ触れているんですよね。
一人分の日常が持つ力って、実はとんでもなくすごいのではないかと思います。


お互いが何かを渡しあっているような見えないさざ波を、ちゃんと目を凝らして見ようとする社会を
まずは自分の生活のなかから作っていくしかない。
sisamで働いて7年になりますが、その思いが土台にあるような気がします。


皆さまそれぞれ、日常の土台には、どんな思いが根をはっているでしょうか。
形はちがっても、オンラインストアでのお買い物を通して、何か繋がるものがあることをいつも感じています。


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この春もアジア各国から、日常を楽しく照らしてくれるような素敵なアイテムがたっぷりと届きました。
日常の隙間に、休日の楽しみに、これからもぜひsisamへお越しください。


皆さまとともに、私たちはこれからも力強く歩んでまいります。


sisam FAIR TRADE
タニ


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