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ワンプ袋のこと、知っていますか?

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sisamの配送袋のこと、ご存知でしょうか。
私たちは「ワンプ袋」と呼んでいます。


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包み、届けるという日々の行動のなかでも、何か伝えられることはないだろうか。
ワンプ袋の誕生には、そんな私たちの声を拾い、一緒に形にしようと手を挙げてくれた人たちの存在があります。


ワンプ袋に関わる人たちのことを、今日は改めてご紹介させてください。


\ “要らない”を変える力 /


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sisamのカタログ印刷などを長年お願いしてきた京都の印刷会社「修美社」さん。


製紙会社から問屋さんへ大きな紙を届けるときに包むクラフトペーパーを、印刷業界では「ワンプ」と呼んでいます。
今までは、紙を取り出したあとの大量のワンプは、廃棄という選択を取らざるを得ませんでした。


そのワンプに、オンラインストアの配送袋として、新たな命を吹きこむのはどうだろうか。
修美社さんとsisamの思いが、このプロジェクトでつながった瞬間でした。


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まずは、紙の問屋さんから不要になったワンプをピックアップしてくるところから。


ワンプ袋づくりの最初の一歩が、ここで踏み出されます。


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テープがついていたり、破れていたりと、状態はさまざま。
これを袋づくりができる状態まで整えていくのだから、なんとも大変な作業。


大きなワンプを一枚一枚広げて折っていき、それを何枚にも重ねて、形を作る工程へ。


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裁断機で、角を合わせながら、4〜5回ざっくりと端を切り落としていきます。
紙を長年扱ってきた職人技が光ります。


ばらばらな状態だった一枚一枚のワンプが、こうしてきれいな紙としてよみがえるのです。


\ ものづくりの音を感じて /


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ここからものづくりのバトンを受け取るのが、同じく京都にある「かしの木学園」の皆さんです。


かしの木学園では、障がいを持つ人たちが陶芸、縫製、パンづくりなどの”ものづくり”を通じて色々な仕事に携わっています。
ヘアゴムやブローチを縫い付けるお仕事をお願いしたことがきっかけで、フェアトレードのものづくりの一端を長い間支えてきてもらいました。


今回のワンププロジェクトも、学園の方々のものづくりの力が、心強いエンジンになっています。


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今では「紙袋」と聞くと、機械によって、数秒単位で大量に生み出される光景を浮かべる人が多いかもしれません。
でもこの場所には、そんなイメージとはかけ離れた、"人の手の力"で丁寧に形にしていく、まさにものづくりの現場があります。


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まずは手づくりのガイドをワンプのうえに重ね、各ポイントの印をつけていくことから。


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そのポイントをもとに、定規で一本一本線を引いていくのです。
サーッサーッと、鉛筆で丁寧に線を足していきます。


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ここから”折る”という作業が一番難しいそうです。


少しの誤差で、仕上がりが変わってきてしまう。
難易度の高い折り紙なんです。


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そして最後の仕上げは、糊付け。


はじめのうちは、ボンドの濃度や塗り方なども試行錯誤を繰り返し、徐々に自分たちのリズムや、まんべんなく糊がいきわたる方法を掴んでいったと話してくれました。


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そんな工程を繰り返し、一日で作れる量は、15〜20枚ほど。
その一つ一つの動作がとても丁寧で、それぞれの工程を大切にしていることが伝わってきます。


シュッシュッと線を引く音。
人の手が、紙に触れる音。


かしの木学園の中には、ものづくりの優しい音が淡々と流れていました。


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まるで数珠繋ぎのように、たくさんの人の知恵や工夫、想いが足されて、足されて。
待望のワンプ袋での配送がはじまって、もう4年が経ちました。


アジア各国の生産者が作った品物をワンプ袋に包み、皆さんのもとへお届けできることを、今でも嬉しく思っています。


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