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マンゴー香る故郷を

コーデ

7月30日は、世界刺繍の日。


sisamで長年にわたり愛される手刺繍の服。


そのどれもがインドの刺繍村で暮らす女性たちにより装飾されたもの。
母から子へと、400年以上紡がれてきた伝統のチカン刺繍です。


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sisamのデザイナーがオリジナルで考えるモチーフもありますが、 ほとんどは現地の伝統的なデザインを服に重ねています。


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刺繍のデザインを考えるなかで欠かせないのが、生産者から受け取った「刺繍サンプルブック」の存在。


現地で伝統的に愛されるもの、そこに時代ごとのアイデアやセンスが組み合わさったもの。
一枚一枚ページをめくるたび、チカン刺繍とそこに関わる人々の歴史を辿っているようです。


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ネット上の図面ではなく、ちゃんと下書きとなる木版が押されたり、実際に刺繍がほどこされている手作りサンプル。
デザインの現場と服づくりの現場が、地続きでつながっていることを感じられる、私たちの大切な資料です。


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その中でもよく目にするのが、マンゴーの木や花、実のモチーフ。


刺繍村で暮らすサムソニシャさんを思い出します。


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いつもは控えめな性格ですが、デザイナーが出張でマンゴー畑に行ってきたことを伝えた際の彼女の反応が印象的でした。


「私もマンゴーが好きなの。ラクノーの辺りはマンゴーの名産地で、みんなマンゴーに誇りを持っているのよ。」と表情を輝かせて話してくれたのです。


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サムソニシャさんの故郷は刺繍村から100kmほど離れた村で、マンゴー畑があったそうです。
毎年、マンゴーが香る季節が楽しみだったと。


現地の多くの女性たちにとって、マンゴーは故郷と繋がることのできる大切な存在なのかもしれません。


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一針一針、時間をかけて刺繍を形にしていく女性たち。
その静かな営みの繰り返しのなか、どんな想いで糸を走らせてきたのでしょうか。


彼女たちのかけがえのない記憶や想いが、伝統的な美しいモチーフになっていったのではないかと、思わずにはいられません。


人が生み出す美しい仕事にはいつも、人の心根にある何かがにじんでいるように感じます。


今日は、世界刺繍の日。
改めてそんなことを考えた一日でした。


sisam FAIR TRADE タニ


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