木版の素朴な模様が、布のうえでリズミカルな味わいを放つブロックプリントの品々。
インド伝統の技であるブロックプリントは、木版を彫ることから始まり、大きな生地に木版を埋め尽くしていきます。
一色重ねるたびに天日干しをして、時間をかけて美しい色彩と模様を生み出していくのです。
プリント技術が進む今、年々彼らの仕事が減ってきているそう。
毎年、新しい模様の木版をオーダーするのには、そんな彼らの手仕事を途絶えさせてはいけないという願いも込めています。
海の向こうの小さな村の小さな工房で、はるか昔から継がれてきた手仕事が、今この瞬間も懸命に呼吸をつづけています。