SSH 暮らしの布2025 (21〜25番)
世界で一つの布と暮らす
どれも一期一会な手づくり品。
皆さまの心にビビビッとくる模様のものを、お選びください。
【21】ソーダ水のときめき



ピンクとブルーグリーン、鮮やかな2色で彩られたこちらの一枚。
ひと目見て思いました、"美味しそう!"と。
この2色、いちごとメロンのソーダ水みたいだなと思いました。
幼少期に連れていってもらった喫茶店の憧れの一杯。
そんなきらめく記憶を呼び覚ましてくれるような一枚です。


なにやら紋章のような幾何学模様が並びます。
どこかの王家のエンブレム?などと想像してしまいます。
縁にお花が並ぶ黄色いラインがなんともいえない深みを与えてくれます。


こちらは鮮やかな花模様が並びます。
全体をパステルカラーで統一してるところがにくい演出。
とことんフレッシュに行きたい、そんな気分を後押ししてくれるような色合いにわくわくしてしまいますね。
(コメント:フルカワ)
【22】アンティークショップで



赤やピンクを基調としながらも、決して主張しすぎない色合い。
まるでアンティークショップで良質なビンテージ布を見つけたような品格を感じます。
特に気に入ったのはダークレッドに黄色のラインが入った面。
ソファーにさっとかければ、こだわりのお部屋に様変わり。
少し華やかにしたいなという時にはピンクの面を表にして。
アンティーク好きなこだわりのあなたに、ぜひおすすめしたい一枚です。


赤地をよーく見てみると、なんとも細かな植物模様が!
黄色いラインの模様も緻密です。
一見シンプルに見える中にもたくさんの模様が並ぶことでニュアンスが生まれているのですね。
どんなお部屋もワンランクアップしてくれる、そんな魅力を感じます。


びっしりと並んだ植物柄をピンクで表現する。そんなところにインドの魅力を感じます。
遠くから見るとシンプルに、近づくと彩りが広がります。
桃源郷というのはこういう気分なのでしょうか。
鮮やかなピンクが、幸せな世界へといざなってくれます。
(コメント:フルカワ)
【23】魅惑のヒール



最近、悪役が主人公になる映画が増えていますよね。
描かれるヒールはとても魅力的で、奥行きがあるようなキャラクターばかり。
もし暮らしの布でヒールを演じる子がいるとするならば、、、間違いなくこの子、No.23ではないでしょうか。
黒くツタが這うように入り乱れたデザインに、もう片面は鮮やかなパープルを基調とした繊細な柄。
「どうしてこの装飾にしたんだろう?」なんて思いを巡らせていると、気づけばこの美しい布の虜になっています。


繊細さの感じられる、細やかなデザイン。ツタ部分のかすれ具合がなんとも絶妙です。
斜めに入ったオレンジとブルーの糸が、印象を少し柔らかくしています。
ヒールの心情がこの柄に現れたようで、しばらくの間眺めてしまいます。



もう片側の大部分に描かれる模様は、お花でしょうか。
黄色や緑、赤色が点々と雫の形になっています。
引いて眺めてみると、とてもバランスの取れた均等な美しいデザインです。
トロピカルなデザインと淡いパープルの組み合わせも、とても暮らしの布らしいなぁと思います。

目が離せないヒールのような印象を抱く、このNo.23の暮らしの布。
組み合わせがすごく好き!と思ってくださる方もきっといらっしゃるはずです。
かくいう私もその一人。しばらくこの布の世界に浸ろうと思います。
(コメント:スズキ)
【24】やわらかな絵巻物



落ち着いた2種類の赤を基調とした暮らしの布。
今回の中で、一番スタッフをざわつかせたのがこの一枚でした。
「むかしむかし、あるところに…」
市原悦子さんの声が聴こえてくるような、なんともユニークな模様が入っていたのです。


ぞろぞろと人々の行脚が続く道のり。
笛吹く人や太鼓をたたく人、馬を率いる人。向かう先は宮殿でしょうか。
お姫様に会いに、先頭には王様がいるのでしょうか。
無数のものがたりが生まれそうな1シーンです。

そしてその上のモチーフは一体‥。
土偶やお面のようにも見えますし、もはや地球外生命体にも見えます。
この模様を生み出した人の想いたるや。
答えの出ない摩訶不思議なメッセージ。
一つ一つのモチーフに、だんだん愛着がわいてきます。



こちらは美しい花模様。
謎めく世界から抜け出して、ちょっとほっとしてるのは私だけでしょうか。
裏と表で、ストーリーががらりと変わる。
1枚なのに、1枚じゃない。
暮らしの布はやっぱり楽しい!
(コメント:タニ)
【25】人生いろいろ



最後を飾るのは、この一枚。
裏と表で、がらりと世界が変わります。
偶然に出会った布と布が、縫い合わさり、何かメッセージを届けてくれている気がします。


めちゃめちゃ良いことがあった日、心の中はこんな感じかもしれません。
カラフルで晴れやかで、躍動的な世界。
ばんざーい!としたくなるような喜びが、描かれているように感じます。



裏返せば、打って変わって、繊細な世界。
奥底からじんわりと花が開くような喜びや感動が、モチーフのなかに描かれています。
生きてりゃぁこんな忘れがたい一日もあるよなぁという感じの、静かな美しさ。
人が布のうえで表現するものは、大きく言うと「生きる」ということなんじゃないかと思うんです。
人生のなかで出会う喜びや感動、そして祈りが、やわらかに日常を包む「布」のなかに込められているのだと。

人生いろいろ。布もいろいろ。
暮らしの布と誰かの日常がつながった時、そこにはこの世界でたった一つの、「生きる」ことへの彩りが生まれるのだと思います。
(コメント:タニ)
生産国:インド(サシャ)
素材:綿100%(ハンドステッチ / リサイクルサリー使用 )
サイズ:約190cm × 約190cm
※濃色はお洗濯やクリーニングの際、色落ちしますので他の物と分けて単独で洗って下さい。
※洗濯時は日焼け防止の為、陰干しを行って下さい。
※リサイクル生地の特性上、色ムラやシミがあるものがございます。ご理解のうえ、ご購入をご検討くださいませ。
世界で一つの布と暮らす

そばに在るだけで、日常にたくさんの花が咲いたような豊かさに包まれる「暮らしの布」。
誰かがかつてまとっていた3枚のサリーをつなぎあわせて、大きな大きな一枚に仕上げました。

布のうえには、気の遠くなるような数の手縫いステッチが美しく走ります。

長い時間をかけて、さまざまな場所を旅してきた布同士が偶然に出会い、作り手によってさらに色鮮やかに生まれ変わりました。

どの一枚も、世界に一つしかない特別な存在。
あなたのもとに届く布は、どんな物語が込められているのでしょうか。

一つの角には、小さな四角のパッチワークを並べ、楽しいポイントを。 どこにあるか探すのもワクワクしますね。




リバーシブルで使えるので、季節ごとに面を変えてみるのも良いですね。
床やテーブルに敷いたり、壁一面に飾ったり。
ベッド、ソファ、こたつのカバーやカーテンにも。

手づくりのタッセルもポイントです。

楽しみ方は、表と裏だけじゃありません。
光に透かすと、内側の布に使っている3枚目の生地の色や模様が現れることも。

布の楽しさ、美しさはそれを使う人によって限りなく広がっていきます。
そして布の良さは、いつまでも残るということ。

暮らす場所や環境が変わっても、使い方を変えてみたり、使わないときには畳んで大切にしまっておける。
そしていつか次の世代へと贈ることもできる。
布というのは、人が生きていく豊かさの結晶だと私は思っています。
長く長く、皆さまに寄り添う存在となりますように。
(ページ作成 タニ)
FAIR TRADE PARTNER
SASHA / サシャ
from India
40年以上に渡り多くの手工芸品生産者に仕事と自信を与え続ける、インドのフェアトレード界をけん引する存在。