SSH 暮らしの布2025 (1〜5番)
世界で一つの布と暮らす
どれも一期一会な手づくり品。
皆さまの心にビビビッとくる模様のものを、お選びください。
【1】おおきなプレゼント



まずは今回のなかで一番シンプルな一枚からご紹介しましょう。
白をベースにしたこまやかなお花模様。
その両面を赤いリボンのような、美しい線が走ります。
まるでこの一枚が、インドから届いた大きなプレゼントボックスのように私は見えました。


淡い色の面は、なんとも優しい雰囲気。
どんなお部屋にも馴染む存在感です。
ネイビーとピンクのステッチがたまりません。



こちらの面は、赤い線の中に繊細なお花が並んだデザイン。
お部屋に小さな灯りが灯ったような、さりげない赤の存在感が魅力です。
白の上に散らばるお花モチーフもポップで可愛いんです。
タッセルはあえてビビットな色を選んだところに、作り手のこだわりを感じます。
(コメント:タニ)
【2】心おどるマーケット



まるで異国の地を旅しているような気分になれるエキゾチックな柄に、ドットがあしらわれたこちらの布。
沢山の活力がみなぎるカラーリングで、持ち主にもパワフルさをくれる1枚です。


片面のベースカラーは、太陽が燃えるような赤!
そこに、落ち着いた黄色の草花たちと、恵みの雨をかたどったような雫模様、そして田畑を思い起こすような緑と水色のパターン…。
なんだか、旅に出た見知らぬ地で祝福を受けているような気分になりませんか?

もう片面は、ピンクと紫を基調とした小さな水玉模様。
インドやネパールのマーケットでは、ほそ〜い道のサイドにたくさんの香辛料が並び、人々がひしめき合ってお買い物をするのだとか。
2023年の秋冬コレクションテーマ「spice」の商品をご覧になった方は、この事もご存知かもしれませんね。
私はこのデザインに、ビビットでポップなスパイスの実が重なりました。



お家に居ても旅気分を味わえるような賑やかさをまとい、海を渡ってやってきたNo.2の暮らしの布。
持ち主の心を豊かにしてくれる一枚に仕上がっています。
(コメント:スズキ)
【3】さえずりの中で



まるで大自然のなかにたたずんでいるような、落ち着く色合わせ。
四季折々の気分に沿うような素敵な一枚を作ってくれました。


葉っぱかなぁと近づいてみると、可愛い鳥がモチーフになっていました!
大草原のなかで、鳥たちが嬉しそうにさえずる世界。
それを包むような波のようなラインが、全体の雰囲気をうまく引き締めてくれています。

こちらの色合わせもきれいですね。
遠くから見ると、グラデーションのような1色のニュアンスカラーにも見えるんですが、
近づくにつれて繊細で美しい模様が浮き上がってきます。
さらにじっくり見ると、ピンクやオレンジのステッチが重なっていることもわかります。


離れてみたり、くっついてみたり。布との距離を変えれば、色々な感じ方が生まれる。
人と布。人と人。なんだか関係性が似ているなとしみじみしてしまいました。
(コメント:タニ)
【4】モスグリーンの霧



早朝に街にかかる霧のような、どこか夢心地になる一枚。
全体的にモスグリーンのような色味が、お部屋をふんわりと包み込みます。


森林のようなモチーフのうえには、小花がリズミカルに舞います。
オレンジや深緑のステッチが効いていますね。



こちらの面も、繊細なモチーフが魅力です。
あれ?よくよく見ると、内側の布の柄が浮き出ていますね。
表面の布の世界とはまた違った、ポップな三角形がうっすらと。
3枚重ねになった暮らしの布ならではの、ユニークな布の表情が生まれます。
(コメント:タニ)
【5】おまつり日和



ドンドコドンドコ、音が聴こえてくるような、エネルギッシュな布。
現地インドのおまつりの空気を、布に閉じ込めたらこんな世界になるのかしら。


なんとも華やかな模様たち!
だけど目がチカチカせず全体が落ち着いたまとまりに仕上がっているのは、ベースとなる赤の色味が深いからかもしれません。



ピンクのグラデーションも良いですね。
濃淡のゆらぎが、おまつりの中で捧げられる小さな祈りの時間にも思えます。
両サイドを縁取る黄色いお花も朗らかな気分にしてくれます。

日常の傍で、現地のエネルギーを感じる一枚の布が息づいていることは、
想像以上に自分を元気づけてくれるものです。
(コメント:タニ)
世界で一つの布と暮らす

そばに在るだけで、日常にたくさんの花が咲いたような豊かさに包まれる「暮らしの布」。
誰かがかつてまとっていた3枚のサリーをつなぎあわせて、大きな大きな一枚に仕上げました。

布のうえには、気の遠くなるような数の手縫いステッチが美しく走ります。

長い時間をかけて、さまざまな場所を旅してきた布同士が偶然に出会い、
作り手によってさらに色鮮やかに生まれ変わりました。

どの一枚も、世界に一つしかない特別な存在。
あなたのもとに届く布は、どんな物語が込められているのでしょうか。

一つの角には、小さな四角のパッチワークを並べ、楽しいポイントを。
どこにあるか探すのもワクワクしますね。




リバーシブルで使えるので、季節ごとに面を変えてみるのも良いですね。
床やテーブルに敷いたり、壁一面に飾ったり。
ベッド、ソファ、こたつのカバーやカーテンにも。

手づくりのタッセルもポイントです。

楽しみ方は、表と裏だけじゃありません。
光に透かすと、内側の布に使っている3枚目の生地の色や模様が現れることも。

布の楽しさ、美しさはそれを使う人によって限りなく広がっていきます。
長く長く、皆さまに寄り添う存在となりますように。
(ページ作成 タニ)
FAIR TRADE PARTNER
SASHA / サシャ
from India
40年以上に渡り多くの手工芸品生産者に仕事と自信を与え続ける、インドのフェアトレード界をけん引する存在。