SSH 暮らしの布2025 (6〜10番)
世界で一つの布と暮らす
どれも一期一会な手づくり品。
皆さまの心にビビビッとくる模様のものを、お選びください。
【6】椿の木の下で



布を広げた瞬間、大きな椿の木を見上げているような感覚に包まれました。
ブルーグリーンと赤。なんとも可愛い世界にようこそ!


モチーフはおそらく植物なのかなと思いますが、この布の中ではスイミーのような小さな魚たちが悠々と泳いでいるようにも見えてきました。
シンプルながらも、爽やかな可愛さを持つデザインです。


そしてこちらの面。この可愛いお花は型染めでしょうか。
私はすぐに「ツバキだ!!」と思いました。
人によって「バラだ!!」と思う方も、別の花や風景を連想する方もいらっしゃるでしょうね。
たぶん私は、大きな椿の木の下に潜り込んだ思い出があるから。
布と記憶がつながって、その人だけの世界が目の前に広がるはずです。
(コメント:タニ)
【7】これぞ暮らしの布



「あ、そうだ、暮らしの布って3枚重なってるんだった!」と改めて思い出すのがこの一枚。
クリーミーでシンプルな色使いが素敵な一枚。
でも内側の布の存在感たるや!


クリーミーな窓ガラスの向こうで、大きな植物が揺れているようにも見えます。
私はほほえんでいる鳥にも見えました。緑色のドードーのような。
直接は見えない内側の布に、あえてこの柄をチョイスするところ。
作り手の心意気のようなもの、しかと受け止めました。これぞ暮らしの布の楽しさ。



ひるがえせば、お花畑。
緑とオレンジのお花がこまやかに並ぶ様子にほっこりしますね。
縁取るのは可愛いドット模様。ソファに敷きたくなります。
(コメント:タニ)
【8】どこまでもどこまでも



なんとも爽やかな色合わせの一枚。
ブルーの面の柄の潔さに、より爽快感をおぼえます。


どこまで伸びるんだというほどにぐんぐん育つ植物。
ジャックと豆の木みたいですね。
どこまでもどこまでも自由に伸びていってね。
そんな想いとともに、子ども部屋に敷いてみるのも良いかもしれません。

あ、このツギハギ、ちょっとときめきポイントです。
同じの生地なんだけど、経年変化により色味がちがい、しかもちょっとずれた位置に重ねちゃうところ。
ぐっときました。



こちらは新緑の季節に、窓辺に座っているような色づかい。
夏風が布の向こう側から吹いてきそうですね。
見れば見るほど、植物のモチーフにもいろんな表現の仕方があるんだなと感じます。
一つずつ写真におさめて、いつか図鑑にしたいなぁ。
(コメント:タニ)
【9】おとぎ話の森の中



小さな子どもたちが森を見つけ、いっぱいの好奇心と少しの怖いもの見たさでその中をどんどん進んでいくと、
その冒険のさなか、森に住むユニークでキュートな住民に出会って…。
この布を初めて見たとき、むかし読んだおとぎ話の森の中ってこんな風だったのかも、と楽しい想像が膨らみました。
お話の中の森ですから、妄想も自由自在。森は緑という決まり事さえ、なんだかもったいないんです。


草花が描かれているのは、メインである赤い部分だけではありません。
実は、隅の方で、細くささやかに咲く線画があるのです。
このデザインを見つけた時の胸のときめきと言ったら!この線画が、改めてNo.9の暮らしの布に惹かれるポイントです。


おとぎ話の森の中にお屋敷があるとしたら、きっとその壁はこんな感じ!
オレンジと薄めの赤で斜めにデザインされた花々は、お屋敷の壁をつたうカラフルなツタのよう。
写真右上や中央に描かれた豪華な模様も、布に奥行きを持たせてくれます。
物語の中で森に迷い込んだ主人公の気持ちになりながら、お家でのんびりと過ごすのもいいかもしれませんね。
(コメント:スズキ)
【10】潔い美しさ



近くで眺めると、とても繊細な模様が詰まっているんですが、いざ大きく広げると、なんたる潔さ!
両面ともシンプルで美しい、アースカラーな一枚です。



色んな形が並ぶブルーの世界は、なんだかちょっと良いクッキー缶を開けたときのワクワク感を思い出しました。
そこに大きく一本入ったラインもまた、可愛い記号が並んだ温かな存在感。
布全体に走る白いステッチが、このシンプルな世界に奥ゆきを作り出してくれているような気がします。


ライトブラウン一色づかいというのも素敵ですね。
特別な日のテーブルクロスにも良いなと想像してしまいます。
アシンメトリーに入った大輪の花のモチーフが、この一枚の演出力を高めてくれていますね。
(コメント:タニ)
世界で一つの布と暮らす

そばに在るだけで、日常にたくさんの花が咲いたような豊かさに包まれる「暮らしの布」。
誰かがかつてまとっていた3枚のサリーをつなぎあわせて、大きな大きな一枚に仕上げました。

布のうえには、気の遠くなるような数の手縫いステッチが美しく走ります。

長い時間をかけて、さまざまな場所を旅してきた布同士が偶然に出会い、
作り手によってさらに色鮮やかに生まれ変わりました。

どの一枚も、世界に一つしかない特別な存在。
あなたのもとに届く布は、どんな物語が込められているのでしょうか。

一つの角には、小さな四角のパッチワークを並べ、楽しいポイントを。
どこにあるか探すのもワクワクしますね。




リバーシブルで使えるので、季節ごとに面を変えてみるのも良いですね。
床やテーブルに敷いたり、壁一面に飾ったり。
ベッド、ソファ、こたつのカバーやカーテンにも。

手づくりのタッセルもポイントです。

楽しみ方は、表と裏だけじゃありません。
光に透かすと、内側の布に使っている3枚目の生地の色や模様が現れることも。

布の楽しさ、美しさはそれを使う人によって限りなく広がっていきます。
長く長く、皆さまに寄り添う存在となりますように。
(ページ作成 タニ)
FAIR TRADE PARTNER
SASHA / サシャ
from India
40年以上に渡り多くの手工芸品生産者に仕事と自信を与え続ける、インドのフェアトレード界をけん引する存在。